Ver.8.0.0アップデート解説(その2)
前回に続いてG-Bowl Ver.8 のアップデート内容を解説します。
◆Calibrationボタンの長押しで直近2回の平均を取る機能を追加。
まず、Calibrationについておさらい。車やiPhoneの取り付け位置が傾いているとiPhoneのGセンサーが地球の重力(これもGですね)の影響を受けてしまいます。それをキャンセルするため、G-Bowlアプリを使う際には「まず車を水平な場所に駐車し、Calibrationボタンを押して水平をリセットする」という手順が必要です。
これによりG-Bowlアプリが車の水平静止状態でのGを憶えますので、そこを原点とすることでG変動を正しく計測することができる、という訳です。
ついで言うと、Calibrationした状態は[C]ボタンで2つまで保存しておくこともできます(自宅の駐車場が傾いていて気軽にCalibration出来ない方など)。
ここからがアップデートの話。2回キャリブレーションを行った後、Calibrationボタンを長押し→「前回の値との平均をとる」を選ぶと2回のキャリブレーション設定の平均をとることが出来るようになりました。
え? 何の意味があるの? ハイ、通常であれば2回の平均の取る必要などありません。1回やれば十分です。ではなんのためにこんな機能が出来たかといいますと・・・
傾いた場所でもまっ平らな場所でキャリブレーションを取ったのと同じ様になる方法を考えました(ので機能に入れてください)
というリクエストメールを頂いたんですね。その方法とは・・・
リクエストくださった方が詳しく説明してくださっています。→ コチラのページ
これは思いつきませんでした。いや、ここまでやるのか・・・と思うかもしれませんが、動画の撮影などで山に行って平らな場所がどこにもない! でも撮影なので正確なキャリブレーションが取りたい! などということあるかもしれません。ニッチといえばニッチですがリクエスト頂きましたので実現してみました。
※自分の家の駐車場が本当に水平か? 確かめるのにも使えそうです(確かめてどうすんだw)
◆GメーターまたはG-Bowlのトリプルタッチで走行開始/停止(自動保存)を追加。
これは私自身のために作った機能です(笑) 新しいクルマでiPhoneを置くのにセンターコンソールのカップホルダーに突っ込むと意外に安定して良い感じなのですが、なにしろカップホルダーなので底の方まで指を入れるのが大変 → 画面下にあるスタート/ストップボタンが押せません。
画面の上の方にボタンを移動するわけにはいきませんが、私と同じ様に取り付け位置によってスタート・ストップボタンが押しにくいと感じてる人は他にもいるだろう・・・という事で画面上部をどこでもトリプルタッチ(素早く3回タッチ)で代替できるようにしました。
また、トリプルタッチでストップした場合には、走行データセーブの確認をせず自動で保存するようにしました。トリプルタッチを使いたい状況では画面が見えにくかったり、ボタンが押しにくい訳ですから、その方が好ましいという考えです。
◆オートストップ機能により走行停止した場合に自動保存するようになりました。
あまり使っている人はいないかもしれませんが、ストップボタンを押さなくても指定時間後に自動でストップする機能があります。ストップした後、従来は走行データを保存するか?確認画面を表示していましたが自動で保存するようにしました。
オートストップを使うということは操作が出来ない状況であることが想定されるので、確認しないで保存するほうが好ましいという考えです。
今回はここまで、続きは次回。