バグレポとAppleのアプリ審査にかかる日数の話

 先週金曜の夜、ユーザーから公式サポートの方に、

「iPhone間の走行データの移動ができなくなってしまいました。」

 という報告を頂きまして、普段は気づき次第すぐに確認作業に入るのですが、内容が内容だけに「えーそんな訳が・・・何したのかな?」と思ったんですね。

 先月の記事「ユーザー同士でログファイルを受け渡しする方法」でも紹介しましたが、走行データをやり取りするにはメール、AirDrop、メッセージ、クラウド経由など無数に方法があり、「どの方法で出来なくなったか書いてもらわないと調査が・・・」と思った訳です。

 例えば最近はLINEで送れなくなった(LINE社の認めたファイルしか送れない規制が入った為。以前は何でも送れたらしい)ので、そういう問い合わせもあったりします。さて今回は何だろう?と・・・

 とりあえず「どういった操作をされましたか?」と返信する必要がありますが、もう0時も過ぎたし、せっかく報告して下さった方に今から聞き返すのはばかられます。つづきは夢の中・・・ということで寝ましたm(_ _)m

 で、一晩寝たのが良かったんですね・・・返信する前に念の為1回動かしておこうと冷静になりまして。で、やってみたら受信出来ない! どの方法で送ったらダメとか関係なく、どの方法で送ってもダメ、あーヘタに返信してたら礼を欠くところでした(汗) 明らかにバグです。

 G-Bowlアプリはあんまりこういう凡ミスみたいなバグ出さないんですけどね・・・最近iOSのアップデートもあったからそっちのバグであって欲しいなぁ、と淡い期待を抱きつつデバッガーを起動・・・あー俺でしたw

 という事でお詫びのメールを書きつつ、修正自体は10分で終了。さてここからが本番です、Appleにアップデート版のリリース申請をしないといけません。バグ修正版であってもAppleが審査をして許可が出るまではユーザーに提供できないんですね。

 失敗を繰り返さないようにしっかりテストし、ついでに気になる部分の改良なども入れ、リリースノートを書いて提出物を整えて・・・提出したのが当日のお昼過ぎ(*1)。

 ちなみにAppleの審査は長い時は2週間以上ほったらかされた事もあります。あまりに長いので「急いでるんじゃが」という申請をした(そういう窓口があるのです)けど「見たけどキミのは緊急対応の対象にはならないね」という返事が来たので本当に混んでたのでしょう。

 近年アップデート審査の時間は短くなっていて、新iOSリリース等で混乱でも無ければ一両日中に終わる印象です。G-Bowlアプリも前回、前々回は24時間以内に審査が終わったので、今回も!と期待しましたが、夜になっても動きなし・・・「Apple社員さん、早く出社して」なんてTwitterで呟いていたら「アメリカは土曜日ですよ」というツッコミが入り・・・ああ、そうですよねw ううw

 とか思ってましたら、日曜の晩にサクっと審査通ってました。週末は絶対働かないマンのアメリカ人もアプリの審査は土日も止めないように人員配置して下さっているようです。ありがとうアメリカ!(どこの国で審査してるか知りませんがw)

 と言う事で、G-BowlアプリVer.7.1.2をお使いの方はお早めに AppStore からアップデートして頂ければと思います。お騒がせ致しました。


(*1 今回はバグ修正なのでリリース準備は最低限で済ませましたが、メジャーバージョンアップ時にはストアに表示されるスクリーンショットの撮り直し、説明動画の録り直し等もあって結構な時間を取られます)


公式リリース: G-BowlアプリVer.7.2.0を公開しました