ボールを落とさない運転は簡単ですか?(番外編)
先日 「ボールを落とさない運転は簡単ですか?」というタイトルでブログを書きました。
もしかしたらモータースポーツ志向の方の中には物足りないと感じた方もいらっしゃったかもしれません。「なんだ安全運転の話か、速く走る話とは関係ないのか」と。
という事で今回は番外編です。一本の動画を紹介します。ダートライアル関東地区チャンピオンを獲った方の運転です
ダートトライアルって何?って言う方もいる思うので付け足すと、この方はインプレッサで峠アタック(*1)の年間シリーズチャンピオンも獲っています。みんな大好きイニシャルD的なアレです。そういう方がG-Bowlをどう使われているのか。
動画の内容についてアレコレ説明しません。「俺も出来そう」と思った方はぜひお近くの山に行って試してみて下さい😁
大事な1点だけ補足すると、この動画、何往復も走ってコースを憶えて走っている訳ではないという点です。恐らく(間違いなく)一発撮りだと思います。一発撮りでノーミスは厳しいのではないか?と思われるかも知れませんが、先のブログで「一回もボールを落とさない」事を強調した話がここに繋がります。動画のドライバーはまぐれではなく確信を持って落とさない運転をされているという事です。(そういう技術があってこそ競技でも結果が出せるのでしょう)。
これはたまたまではなくて、G-Bowl自体がそういう確実性のある運転をよしとする國政久朗氏の提唱によって生み出されたものだからです。限界域でトップタイムを出すにはイチかバチかの根性コーナーリングより、確実に限界を測る感覚が必要なのだと繰り返し教わりました。その感覚を日常の速度域で磨くのが「ボールを落とさない運転」でありG-Bowlが役に立つという訳です。
スピードを出さないと練習にならない、というイメージがある方はぜひ動画を見て「0.4Gの限界走行」に挑戦してみて下さい。
*1 YouTubeでドリキンとかが動画を撮影している群馬サイクルスポーツセンターで毎年開催されている峠道を使った市販車によるタイムタック競技会。毎回、何台も廃車になることで知られる。